
皆さんはオープンハウスという不動産会社をご存知でしょうか?
オープンハウスは業界内でトップクラスの成長率を見せている企業です。
そんなオープンハウスで働こうと考えた場合、働きやすさや年収など、気になることが出てくるでしょう。
今回は、オープンハウスで働いてみたいと考えている方に向けて、年収や口コミ、採用情報などをまとめて解説していきます。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
Contents
東証1部上場の「オープンハウス」ってどんな会社?
オープンハウスは、設立16年目にして東証1部上場を果たした不動産関連会社です。
バブルが崩壊し、他社が低迷期に陥った20年の間も爆発的に成長してきました。
オープンハウスの会社概要
オープンハウスは、不動産業界で急成長を遂げている総合不動産グループです。
企業としては、株式会社オープンハウス、株式会社ホークワンなどを経営しています。
本社は東京都千代田区丸の内にあり、1997年9月に設立されました。
「東京に、家を持とう。」をコンセプトに、時代と共に変化する消費者ニーズを捉え、人々に喜んでもらえる革新的なサービスを提供しています。
オープンハウスは常識にとらわれず、挑戦を繰り返す企業であり、現在「1兆円企業」を目標に次なる高みを目指しています。
オープンハウスの沿革
オープンハウスは、1997年に現社長である荒井正昭氏によって設立されました。
当初は株式会社センチュリー21・ジャパンの加盟店としてスタートし、その圧倒的な営業力から3年後には同フランチャイズで全国1位を受賞しています。
2001年にはオープンハウスのコア事業である戸建関連事業を開始し、2008年からはマンション事業により、連棟形式の低価格かつ都心に近い物件で注目を集めました。
2012年には株式会社センチュリー21・ジャパン」との契約を解消し、自社ブランドによる営業に踏み切っています。
これ以降、都内を中心に店舗数を続々と増やし、2019年9月には売上高5,000億円を突破するなど、驚異的なスピードで成長し続けているのです。
オープンハウスの事業内容
オープンハウスの事業は、戸建関連事業・マンション事業・収益不動産事業・米国不動産事業の4つを柱としています。
戸建関連事業
オープンハウスの中核をなす事業が、居住不動産の販売や戸建て住宅の開発などを展開する戸建関連事業です。
近年は特に、遠くて敷地が広い物件よりも都心で駅が近い物件を求める消費者が増えており、オープンハウスはその需要を見事に掴んでいます。
2001年からスタートした事業は、都心の狭小地に3階建てというコンセプトによる販売で潜在的ニーズを掘り起こすことに成功し、売上を急激に伸ばしました。
都心特化型の戦略は、さいたま市や名古屋市、福岡の地方にも展開され、全国規模へと進出を拡大しています。
マンション事業
戸建関連事業の情報力を活かして、2008年にスタートしたのがマンション事業です。
戸建住宅に適さない土地を利用した長屋形式のマンション「オープンレジデンス」は、戸建事業の企画力と設計力を活かしたアイデアです。
エントランスホール不要で大幅な値下げされた物件は、都心・駅近でありながら手頃な価格として評判になりました。
2011年からは『オープンレジデンシア』とブランドを新たに、連棟形式を止めて一般的な形式のマンションを提供しています。
現在、オープンハウスのマンションは東京23区内でナンバーワンの供給棟数を誇り、今後は地方の中核都市への進出や大型物件も手掛ける予定です。
収益不動産事業
マンションや商業ビルなどをリノベーションし、稼働率を上げて市場に再流通させるのが収益不動産事業です。
扱う金額は1億~50億円までと幅広く、いずれも高価格帯となるため非常に責任のある仕事と言えるでしょう。
通常、収益不動産事業を担う人材は不動産経験10年以上が目安ですが、オープンハウスでは20代を中心にメンバーが構成されています。
都心の収益不動産事業の中で短期間で成長できたのは、チャレンジ精神を忘れずに売買実績を重ねたためと言えます。
米国不動産事業
2017年から第4の柱として、スタートしたのが米国不動産事業です。
国内の富裕層の資産形成を、海外への不動産投資によりサポートしていきます。
事業を開始してから間もないにもかかわらず、売上高は2018年実績で約154億円に上ります。
海外市場の開拓は経営陣にとっても不安のあるものでしたが、会社の売上を伸ばし、若手社員のポストも確保したい、1兆円企業を志すオープンハウスにとっては必要不可欠なものでした。
オープンハウスの直近の業績を分析してみた
これまでに急成長を遂げてきたオープンハウスですが、一体どれほどの成長率を見せてきたのでしょうか?
続いては、オープンハウスの直近の業績を分析した結果をご紹介していきましょう。
近年の業績
オープンハウスの業績ハイライトでは、売上高や営業利益、経常利益などの業績を確認することができます。
売上高は2015年9月では1,793億円でしたが、2019年9月では3倍近くとなる5,403億円を達成しています。
また、営業利益では2015年では213億円でしたが、2019年では577億円と倍以上の上昇を見せ、経営利益においては202億円から549億円にまで上がってきているのです。
その他にも、親会社株主に帰属する当期純利益や総資産、純資産は順調に増え続けており、非常に安定した業績を見せています。
特に売上高に関しては上昇率が大きく、2018年からの1年間で1,500億円近く伸ばしています。
2019年からの1年間ではさらに売上高の増加も期待でき、数年後にはオープンハウスが目標としている売上1兆円という目標も達成していると考えられます。
事業を拡大し続けるオープンハウス
オープンハウスでは2019年3月に「飯田橋マンションギャラリー」と、「GINZA XI」というラウンジを開設しています。
東京都新宿区新小川町という東京の中心地に店舗開設となった飯田橋マンションギャラリーは、より多くの顧客に来場してもらうために利便性の高い場所に開設しています。
飯田橋駅の近くにあるためアクセスは良く、今以上に多くの人に注目されていくことでしょう。
また、ラウンジ「GINZA XI」ではアメリカ不動産投資に関するセミナーを開催し、投資家に向けて日本では収集が困難だとされている情報を届けています。 GINZA XIは東京銀座の大型複合施設の中に入っています。
銀座という富裕層が集まる場所にて、富裕層のニーズともなっている海外株情報を伝えるため、非常に理に適った事業運営が可能です。
海外投資を考えている人にも役立つ情報を提供しているため、投資家の投資ジャンルの拡大にもつながるでしょう。
どちらもオープンハウスの今後を支える大きな事業となり、成長に貢献していくことは間違いないとされています。
オープンハウスの平均年収や社員の口コミ
オープンハウスをご紹介していく上で気になることと言えば、年収です。
ここからは、オープンハウスの年収についてと、社員の口コミについてご紹介していきます。
気になるオープンハウスの年収
順調な業績推移となっているオープンハウスでは、平均年収が高いと言われています。
その年収は2018年度では635万となっており、多くの企業と比べて比較的高い年収だと言えるでしょう。
ちなみに、2018年度の全国平均年収は414万円なので、200万円以上高いということが分かります。
基本給は30万円で各種手当で年間約40万円がプラスされています。
賞与は年2回で人によっては400万円ももらえる社員もおり、入社2年目や20代であっても平均年収1,000万円を超えている人も多いです。 そんなオープンハウスは努力がきちんと返ってくる会社です。
ただ、競争が激しい環境ではありません。
社員全員が実力を上げやすい土台が整っているのが魅力であり、入社してから2ヶ月の研修で徹底的に知識を身に付けていけます。
研修を終えた後でも上がしっかりと支えてくれる仕組みになっており先輩スタッフや上司と一緒に育ちやすい環境で働くことも可能です。
オープンハウスは優秀者が自分ばかりを成長させるのではなく、どんな人も昇給や多くの賞与の獲得がチャンスを与えるようになっており魅力として注目されています。
オープンハウスの口コミ
多くの収入獲得を実現しているオープンハウスですが、果たして働いた経験のある社員はどのような思いを抱いていたのでしょうか?
ここからは、社員の口コミについてご紹介していきます。
“年次関わらず評価してもらえる点(仕入れ営業であったが、成果次第では1年目冬のボーナスで100万円以上もらう者も複数いる)。初任給30万円が保証されている点。半期ごとに昇給がある点。” (カイシャの評判より引用)
成果次第によって貰える賞与が大きく変わり、1年目であっても100万円以上の賞与でオープンハウスで働くことに満足している人もいるようです。
初任給が保証されているからこそ安定しており、半年ごとの昇給でどんどん収入が上がっていくことが判断できます。
“東証一部上場以来、終業時間には厳しくなったが、ぎりぎりまでは働くイメージ。定時で帰るものはいない。しかし働く時間が制限されているので、時間でパソコンの電源、インターネットの接続が切れるなど、必要以上の残業を制限されるよう制度化されている。” (カイシャの評判より引用)
以前は多くの残業強いられると噂されていたオープンハウスですが制度の確立によって、必要以上の労働時間にはならないようになっています。
働き方改革が推進されている現在では、より働きやすい環境となっていることでしょう。
“綺麗で良い。日本で一番家賃の高いオフィスビルである丸ビルで働けるという点も誇らしい。名だたる企業ばかりが入っているビルのため、高所得者ばかりで居心地は良い。そんな中で20代で働いているのはオープンハウスだけ。また、現場の場合でもほとんどの店舗が綺麗。企業が成長しているからこそ新しい店舗もどんどん増え、だからこそ綺麗な店舗が多いのだと思う。アメリカ不動産の事務所はGINZASIXにあるため、それも凄いと思う。” (カイシャの評判より引用)
得られる年収が優れているというだけではなく、誇れる場所で仕事をしていることもオープンハウスの利点として思っている人がいます。
高所得者が多いとされる丸の内ビルで20代でありながらも、丸の内ビルで働けることに喜びを感じれることでしょう。
綺麗なオフィスで、なおかつ成長し続けているオープンハウスは多くの社員の誇りとなる存在のようです。
様々な経歴の持ち主が中途入社!経歴は?なぜ転職したの?
「日本のために尽くしたい」という想いは以前からありました。新卒で外務省に入省したのも、そのためです。その後、外資系コンサルティングファームを経て、2016年にオープンハウスに転職しました。30代半ばのことでした。国家公務員という安定した生き方から民間企業に身を転じたのも、オープンハウスに転職したのも、一言で言えばより成長したかったからに他なりません。 (中略) 私が転職した当時の売上は1700億円でしたが、そこから「一兆円を目指す」と宣言できる会社は日本には他になく、この圧倒的な成長力は大きな魅力でした。(経歴:外務省→マッキンゼー→現職)(引用元:https://oh.openhouse-group.com/recruit/people/yazu.html)
前職で特に不満があったわけではありませんが、「80点から90点が確定した人生」よりも、「50点になるリスクがあっても、100点を目指せる人生」に賭けてみたいと思ったことがオープンハウスに転職した大きな理由です。(中略)社長以下、会社のコアとなる方々との面談を通じて、オープンハウスが本気で一兆円企業を目指していることが理解でき、自分も迷うことなくその目標を共有できると感じたことも、決断の理由になりました。(経歴:総合商社の不動産部門→現職)(引用元:https://oh.openhouse-group.com/recruit/people/takayama_mid.html)
前職では大手ECプラットフォーム出店企業へのコンサルティング営業や、事業戦略の策定等に携わっていました。従来のビジネスモデルにとらわれずに新しいビジネスを創造していく仕事はやりがいのあるものでした。
しかしオープンハウスはそれ以上にチャレンジャーで、(中略)いい意味で“将来が読めない企業”としての醍醐味にあふれています。そして何よりも経営陣の圧倒的なレベルの高さ、人格の素晴らしさに惹かれました。これらが決め手となり、私はオープンハウスへの転職を決心しました。(経歴:EC企業の営業職、企画職→現職)(引用元:https://oh.openhouse-group.com/recruit/people/tadokoro_mid.html)
オープンハウスはブラック企業?ホワイト企業?
オープンハウスは、ブラック企業だと言われていたことがありました。
続いては、オープンハウスは本当にブラック企業なのか、本当はホワイト企業なのかという疑問に口コミを見ながら判断してみましょう。
“大変な環境であることを分かって入社する人が多いので、意外と辞めていく社員はいないイメージ。若くして上に上がれてキャリアアップできるため、ステップアップの転職をする人はいる。20代で東証一部上場企業の管理職となれば転職市場では、かなり優位。そんな立ち位置にほぼなれるのが会社の良さだと思う。クビになった社員も過去いないし、頑張り続けさえすれば報われる環境なので、覚悟があればおすすめ。常に成長している会社なため、潰れる心配もなし。” (カイシャの評判より引用)
オープンハウスを含め不動産業界は、労働環境が大変だと感じる場面も多いです。 しかし、入社してくる人の多くはそれを知った上で入社しているため、大変だから何でもかんでも「ブラック企業だ」と感じる人は実は多くありません。 また最近は働き方改革などもあり、労働環境は改善されつつあります。
“体育会系でどんどん声を出して盛り上げるので、その空気についてこられないと合わない可能性がある。不動産営業はとにかくお客様との接触が大事なので、営業としては行動力が大事。行動するにはやる気がないとだらけてしまうので、とにかくやる気が重要。” (カイシャの評判より引用)
オープンハウスに対する口コミの中には、体育会系の会社だという口コミが多くなっています。
社員の平均年齢が比較的若いことから、活気があってやる気のある人が多く在籍している会社であるとも言えるでしょう。
営業として行動力が大事、という点についてはどの業種でも共通のことだと思います。
若くて活気がある会社だからこそ、結果として会社・個人も著しく成長を遂げているということなのかもしれません。
今後の改革にも注目していきたいところですね。
オープンハウスの採用情報・インターン情報
オープンハウスは、採用活動を積極的に行っています。
最後に、オープンハウスの採用情報やインターンの情報についてご紹介しましょう。
オープンハウスの採用情報
営業職
- 仕事内容
顧客への戸建てやマンションの販売、不動産用地の仕入れなどを行います。 研修があるため、未経験でも活躍できます。
- 応募資格
普通自動車運転免許(AT限定可) 顧客を案内する時に運転するため、運転免許が必要です。
- 雇用形態
正社員 試用期間は5ヶ月となっています。
- 給与
月額30万円~ 基本給20万6,700円、営業・業務手当9万3,300円という内訳になっています。
- 賞与
年2回(6月と12月) 昇給のチャンスは年4回あるため、賞与の大幅アップも夢ではありません。
- 勤務地
丸の内本社・東京・神奈川・埼玉・千葉・名古屋・大阪・福岡の各拠点のどれかに配属となります。
- 休日休暇
週休2日制 夏季休暇(7日~11日連休ですが、有休計画的付与2日含んでいます。) 年末年始休暇(11日~15日連休) 産前産後休暇 育児休暇 介護休暇
- 保険
雇用保険 労災保険 健康保険 厚生年金保険
建売住宅設計
- 仕事内容
木造戸建住宅の設計業務や用地仕入れなど幅広い業務を行います。
- 応募資格
木造住宅設計の経験や1級建築士もしくは2級建築士がおすすめです。 この資格はなくても応募可能ですが、所有していれば尚可となっています。
- 雇用形態
正社員 営業職と同じように試用期間は5ヶ月です。
- 給与
給与は、営業職と同様です。
- 賞与
賞与も営業職と同様、年2回となっています。
- 勤務地
建売住宅設計の勤務地は、渋谷もしくは福岡です。
- 休日休暇
休日休暇は、社内カレンダーに合わせます。 月の平均休日数は7日です。
- 保険
保険も営業職と同じく、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険となっています。
施工管理
- 仕事内容
施工管理は、オープンハウスグループが手掛けている木造戸建住宅の施工管理業務を行います。
- 応募資格
戸建住宅の現場監督や工事現場経験がある人、給排水工事・空調設備工事・冷暖房設備工事・土木工事などの工事経験がある人を求めています。
- 雇用形態
正社員 営業職と同じように試用期間は5ヶ月です。
- 給与
給与は、営業職と同様です。
- 賞与
賞与も営業職と同様、年2回となっています。
- 勤務地
施工管理の勤務地は、渋谷、錦糸町、新横浜、南浦和、福岡のいずれかです。
- 休日休暇
休日休暇は、社内カレンダーに合わせます。 月の平均休日数は7日です。
- 保険
営業職、建売住宅設計と同様です。
オープンハウスのインターン情報
オープンハウスでは、5日間に渡るインターンシップを開催しています。
インターンシップでは、課題をオープンハウスが提示し、チームでプランニングを行っていきます。
プロの設計士からアドバイスをもらいながらプランやデザインを考え、プレゼン用のパワーポイントも作成するという本格的な内容です。
インターン5日目のコンペでは、およそ200名の投票によって優秀作品を決定します。
優勝したチームには粗品とGRAND FINALに参加するための資格が与えられるため、参加者はそれに向けて一生懸命取り組みます。
それだけではなく、実際に建築や販売もされるため、またとない素晴らしい機会を手に入れることができるのです。
建設現場にも招いてもらうことができ、上棟にも立ち会えるので、インターンに参加する学生は大きな目標に向かって真剣に取り組んでいます。
学生のうちに自分たちが設計・デザインした家の上棟に立ち会えるという人は本当に一握りです。
そんな素晴らしい経験をしたいのであれば、オープンハウスのインターンにぜひ参加してみると良いでしょう。