大手総合不動産企業である株式会社オープンハウスを創業し、現在も社長を務める荒井正昭(あらいまさあき)氏。
2021年のオープンハウスの売上高は8,100億円と、一代で同社を知名度、売上共に業界最大手へと成長させた経営手腕の持ち主です。
荒井社長は一体、どのような人物なのでしょうか?
このページでは、荒井氏の人柄や社員に対する姿勢、オープンハウスで働く社員・スタッフからの口コミ評判などを調査しています。
オープンハウスへの転職や就職を検討中のかたはぜひご参考ください。
Contents
オープンハウス社長・荒井正昭氏のプロフィール
まずは、荒井正昭氏のプロフィールを見てみましょう。
■氏名:荒井正昭(あらい まさあき)
■生年月日:1965年10月29日
■年齢:57歳※2022年時点
■出身:群馬県太田市(旧新田郡藪塚本町)
■最終学歴:群馬県立桐生南高等学校卒業
荒井氏は、1965年に群馬県太田市(旧新田郡藪塚本町)に生誕。1996年にオープンハウスの前身となる不動産仲介会社を創業し、1997年に社名を「オープンハウス」に変更。創業からわずか7年、2013年に東京証券取引所第一部に上場させます。
同社のキャッチコピーは「東京に、家を持とう。」「好立地、ぞくぞく。」。キャッチコピーの通り、都心・城南エリアなどの首都圏を中心に好立地でリーズナブルな一戸建ての施工・販売事業や不動産仲介事業、マンション開発事業などを展開しています。
2022年版「日本の富豪50人(Japan's 50 Richest People)」によると、荒井社長の個人資産額は約2,500億円。50人中の24位にランクインしてしており、日本を代表する資産家の1人です。
社員からの見た荒井社長はどんな人物?口コミ評判をチェック
間違いなく、「成功者」である荒井社長。荒井氏は一体どのような人物なのでしょうか?
オープンハウスで働く現役社員、元社員などの口コミ評判をまとめてみました。
退職済・営業職・男性
『経営者はとても頭の回転が早いかたです。できる男とはこの方のことを言うんだろうなと感じます。成長意欲も高く、みんなもそれに付いていきたいと思うかたです』
引用元
売上高8,000億円を超えても、さらに上を目指すという荒井氏の成長意欲の高さが、同社をあっという間に大手企業へと成長させた理由の1つといえるかもしれません。
現職・営業職・男性
『社長が一代で作ったワンマン企業。だが社長はカリスマもあり、辛くて辞めていく社員でさえ、社長のことを悪く思う人間はそんなにいないのではないかと思う。先を見通し、不動産業界で日本一になることを強く目標として掲げているのでそれに感化され着いていこうと頑張る社員が非常に多い』現職・営業職・男性
『経営者のスキルはどこの会社にも負けない。圧倒的な経営力を持っているため、少しのことでは潰れない会社である』
引用元
こちらは、オープンハウスの現役社員の声です。荒井氏の経営スキルに誇りや安心感を持つ社員も多いようです。
退職済・総合職・女性
『Yesと答えられない社員は生き残れない文化ですが、社長の経営能力は他を圧倒するほどありますのでとても良い会社だとと思います。合う合わないが極端であることや、入社前の段階でもたせる期待が大きすぎるのは気になる点ですがそこは社員、学生がいかに自身と向き合って考えられるかにかかってると思うので不満はありません。今後も地道に結果を出し財閥企業を超えていく独立系総合不動産会社になると思います』引用元
社風は体育会系という声もありましたが、自分を成長させたいと思っている人にとっては、目標となる人物と一緒に働ける環境は得ることもとても多いはずです。
退職済・営業職・男性
『創業社長の経営力。先を読む力、危機管理能力が飛び抜けている上、社員の士気を最大限引き上げている。日本一を目指すという社長に社員がついていく』
引用元
オープンハウスは、2023年の売上目標を「1兆円」と設定しています。全社員の意欲を高め、同じ目標に向かせられるという点にも経営者としての手腕の高さがわかります。
また、オープンハウスの口コミ評判はインターネット上に多数あり、会社に対する不満の声は少なからずあります。
しかしながら、退職者からの荒井氏に対する批判や不満の声はほぼありませんでした。
共に働き、近くにいる社員からも「すごい」と思わせるような確かな経営手腕だけでなく、カリスマ性があることは間違えないようです。
売上目標1兆円は「社員のため」でもある
2019年の売上高は5,400億円、2020年は5,700億円、2021年は8,100億円と右肩上がりの成長を続けるオープンハウス。
2022年の売上目標を1挑円としてしている理由について、次のようにインタビューで語っています。
『(売上目標が)一兆円までいくと、ワクワクしますよね。その目標に向けて、オープンハウスは、事業拡大を推進していきますし、グローバル化も進めます。(中略)そもそも売上一兆円まで規模を拡大しないと、今いる若手社員たちの将来のポストが限られていく。かつて私は、初めて新卒社員を採用した際に、「会社の規模が現状維持だと、この若者の将来のポストを作れない」と思い、規模拡大を決意しました。あれから20年以上経っても、その思いに変わりはありません。若手社員が希望を抱ける会社にするには、売上一兆円は必要条件なんです』
(引用元:株式会社オープンハウス 中途採用ページ 社長インタビュー より)
荒井氏には、社員たちに「成功体験」を味わってほしいと考えているそう。
そのためには、社員がやりがいを感じられたり、「挑戦したい」と思える環境でければなりません。
オープンハウスでは、経験や年齢に関わらず、結果を出した社員は即昇格・昇給するという、社員のモチベーションが高まるような待遇・評価制度が制定されています。
「頑張りが必ず認められる」という環境は、社員1人ひとりの成長だけでなく、社員の家族の幸せであってほしいという願いからとのこと。
『当社では年4回の昇給・昇格機会を設けるなど、独自の評価制度・給与体系があります。営業職社員約200名の平均年収は830万円と、業界平均を大きく上回っています。(中略)会社が成長するからこそ、若い社員でも上の仕事ができるようになります。目の前の社員が幸せで、その家族が幸せであってほしい。社員と会社の関係を考えた時に、私は会社を大きくしたいと思いました。会社の目標は明確です。社員に対しても目標と評価を明確にしていけば、達成意欲が湧き成長につながるはず。社員に可能性の場を提供したい、それが当社の評価制度・給与体系の根本にあります』
会社の利益だけでなく、社員の家族の幸せまでを考慮しているという点から、経営者に重要な「想像力」「先読み力」の高さがわかりますね。仕事に対しては厳しく、けれども人間的な優しさも持つ人物であるようです。
また、社員はもちろん、顧客への配慮・サービスも徹底しており、戸建てなどの不動産購入を契約した後に事情が変わり、解約したい場合などにすぐに相談できる「お客様相談室」が用意されています。
解約や契約変更などをする際は、以下からフリーダイヤルやメール相談が可能です。
〈オープンハウス・お客様相談室〉
https://oh.openhouse-group.com/form/soudan/
自身の性格を「負けず嫌い」と分析
荒井氏は、ご自分の性格について以下のようにインタビューで語っています。
『私は人に負けたくない性分。負けたくないとなると、自ずと一番になるしかない。そもそも人間には、能力の差などないと、私は思っています。誰でもやる気があれば、自分の力で人生を切り拓ける。社員にも毎日、言っています。「敵わない相手などいない。絶対に自分から弱気になるな。やれば勝てる」、とね』
負けず嫌いな性格だからこそ、自然とトップになる。ご自身の体験を元に社員たちを鼓舞する姿が想像できます。
出身地である群馬県に個人で多額の寄付
荒井氏はご自身の故郷である群馬県に多額の寄付をしています。
2021年には、出身地である太田市に個人資金から5億円、県を含め、総額10億円を寄付。
また、地元のプロバスケットボールチームである、群馬クレインサンダーズを支援しています。起業版ふるさと納税を活用し、太田市に新市民体育館 (OTA ARENA※仮称)を建設するなど、生まれ育った土地を大切にしていることがわかります。
さらに2022年4月には、北関東地方では初となる「太田営業センター」を開設。地元である太田市で新築戸建の販売をスタートしました。この点からも「地元の発展に貢献したい」という想いや生まれ育った土地へ「恩返ししたい」という気持ちが強いことが汲み取れます。
まとめ
オープンハウスの代表取締役である荒井正明氏。元社員の口コミ評判からも経営力の高さや仕事に対する姿勢などが称賛されており、社員との関係性は決して悪くないことがわかります。
実際、オープンハウスの退職者であっても、彼のことを悪く言うケースはほぼ皆無とのこと。それだけ人を惹き付ける力が強い人物なのでしょう。
また、経験や年齢に関わらず、結果を出した社員は即昇格・昇給するという、社員のモチベーションが高まるような待遇・評価制度を設けるなど、社員とその家族の幸せを考慮している点にも経営手腕の高さがうかがえます。
逆に、結果を出さなければ待遇は変わらないという厳しい面もありますが、「尊敬できるような経営者の元で働きたい」「自分の働きを正当に評価してほしい」という方には、マッチする企業であるはずです。
荒井正昭社長が経営の舵を取るオープンハウスは、転職・就職先の候補として検討する価値が大いにある企業の1つといえるでしょう。