
今回は、国内最大の損害保険会社「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」について調査してみた。
「損保ジャパン」という名称でお馴染みのこの会社、災害や事故のときに、一体どこまで補償してくれるのか?ネットでは色んな情報が出回っており、どれが真実でどれがFAKEなのかよくわからなかったので、その実態を調査してみることにした。
会社概要
損害保険ジャパン日本興亜株式会社は、SOMPOホールディングスの完全子会社で、損害保険ジャパン日本興亜と略称で呼ばれている。
元々は「損保ジャパン」と「日本興亜損害保険」という2つの別々の保険会社だったが、合併したことで「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」という長い社名になった。
「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」の歴史はまだ浅く、2014年9月1日に損害保険ジャパンが日本興亜損害保険を合併して発足したのが始まり。「お客様の視点で全ての価値判断をし、保険を基盤に幅広い活動内容で最高品質のサービスを提供すること」を経営方針としている。
合併後には、契約者数や収保数などが日本一に!また、合併に伴い、自動車保険・火災保険・傷害保険などの主力商品を改定され、補償内容も一新されている。
強みは?
損害保険ジャパン日本興亜の事業内容は、主に損害保険事業と生命保険事業である。
SOMPOホールディングスグループという大きな強みを持っていることから、様々な保険を通じてお客様の安全・健康・安心を最高品質のサービスで保護することができ、高い信頼を得ることができる。これが損害保険ジャパン日本興亜の最大の強みである。
「社員の成長こそがお客様からの評価基盤だ」という方針の元、魅力ある人材育成するための研修制度が整っている。また、日本国内でもトップレベルの大企業である為、福利厚生が充実しており女性でも男性同等に働くことが可能である。
社員からの評価は?
就活サイトや転職サイトなどから、損害保険ジャパン日本興亜の採用系の口コミ・評判を調べてみた。その中のいくつかを紹介したいと思う。
損害保険ジャパン日本興亜では、魅力ある人材を育成していくことが企業方針にもなっているため、人材育成制度が充実しているようだ。ここで働く人達の意識も高いため、社員一人一人が切磋琢磨することで社員全体のレベルを上げることができているのだろう。また、そんな努力している社員への福利厚生も充実しているようで、多くの良い口コミが見受けられた。
女性社員が多いせいか、衛生面への意識が高いオフィスのようである。清潔な環境が整っていることで、気持ち良く働くことができ良いアイデアも生まれることが高く、会社の成長にも繋がるだろう。
商品への評価は?どこまで補償してくれるの?
では、肝心の損害保険ジャパン日本興亜の提供する商品やサービスにおいての口コミ・評判もまとめてみた。その上で、「どこまで補償してくれるのか?」について検証したいと思う。
損害保険ジャパン日本興亜は国内トップレベルの損害保険会社であるため、全ての口コミ・評判が良いというわけではないが、満足していると感じた契約者のほとんどが、5点満点中4点以上を付けているという特徴があった。
担当者の対応が親身である点を満足だと評価している契約者が多く、実際に事故を起こした(遭った)人は、「担当者に連絡したところ、事故解決までの対応を迅速にしてくれて満足だ」と答えている。また、「まだ無事故の契約者に対しては、毎年1回程度連絡をくれて、契約内容の確認などをしてくれる」という。
「契約者が連絡をよこさない限りは自動更新」とした方が会社にとっては手間も減るし何より利益になるのだが、必ず会社側から年1回連絡をして契約内容を確認するというのはとても律儀な会社である。
他の大手損害保険会社と比較して、損害保険ジャパン日本興亜の保険料は全体的にリーズナブルに設定されているようで、保険料の安さに関する満足の口コミも見受けられた。
最近では、ネット通販保険なども多く登場しておりその保険料の安さが魅力となっているが、ネット通販型では担当者の顔が分からないため、実際に事故に遭遇したときにきちんと対応してくれるか不安という人を感じる人は多いだろう。
損害保険ジャパン日本興亜の提供する損害保険はネット通販型ではないが、保険料がリーズナブルなのに担当者の対応がきちんとしている点に、満足している契約者は多いようだ。
次に、損害保険ジャパン日本興亜の人気商品を例に、その補償内容と補償範囲について検証してみよう。「損害保険ジャパン日本興亜の火災保険『THEすまいの保険』が、どこまで補償してくれるのか?」について検証してみた。『THEすまいの保険』の補償範囲は、「外部からの物体の落下・衝突」・「漏水の損害」・「デモなどの騒擾による損害」・「盗難などの破汚損」なども補償範囲となっている。
中でも「不測突発的な事故」も対象になっているのが特徴だ。合併前と比べて、補償範囲がとても広くなっている。地震などの自然災害で火災が発生したときは、この「不測突発的な事故」に該当する。日本は地震大国であり、住まいがいつ火事の被害を受けるかわからないのでこの補償は非常に有り難い。
加えて、『THEすまいの保険』では、「風災」や「雪災」もこの保険で補償されるというから驚きだ。『THEすまいの保険』は、火災はもちろん、それ以外の災害も補償してくれる。「落雷・破裂・爆発・風災・水災・雪災」など、火災以外の災害でも補償が適用されるのだという。
例えば、水道管凍結による修理費用もこの保険で保険金の支払い対象になる。冬場に水道管凍結などが起こった場合にも補償してもらえるので、東北地方や北海道・甲信越地方・中国地方北部などの雪国の人々も安心できるだろう。
総括
損害保険ジャパン日本興亜に寄せられた評判を検証してみると、実際に働いている社員と保険を契約している顧客とでは、多少差があるようだ。社員からの会社に対する評価は非常に高い。顧客からの担当者に対する評価は、良し悪しが分かれる。しかし、顧客からの商品に対する評価は非常に高い。といったところである。
社員の働きやすさに関しては、ある投稿サイトでは100点満点中70点と高い評価を受けていた。特に、人材育成制度の充実度と、オフィス環境や福利厚生面に関して非常に評価が高い。会社がパートも含めた社員1人1人を大切にしていることがよく分かり、それにそれぞれの社員が答えようと努力してることが、社員の投稿を見て実感できた。
一方、損害保険ジャパン日本興亜の保険を契約している人の評価としては、担当者によって感じ方に違いがあるようだ。丁寧かつ親身になって対応してくれる担当者もいれば、対応がいい加減であったりと、顧客に対する対応が悪いと感じる人もいた。ある投稿サイトのサービスへの評価は5点満点中2.3点と、低いものとなっているものもあった。
しかし、満足している人の評価は、「満点」を付けている人がほとんどであった。要するに良い担当者に巡り会えた顧客からすれば、その担当者は100点中100点をつけたくなるほどのベストパートナーなのであろう。
また、サービス担当者に対しては人と人との相性もあるので、万人が満足というわけにはいかず、ときに不満足だという意見もみられたが、商品そのものには満足している人が多い。
例えば火災保険『THEすまいの保険』は、「火災」だけでなく、「落雷・破裂・爆発・風災・水災・雪災」でも補償しれくれる。水道管凍結など、災害認定するかどうかの線引きが難しいラインも補償しれくれるため、雪国の人も安心だろう。
まだ合併して間もない損害保険ジャパン日本興亜だが、さらなる人材育成を続けていくことで、サービスに満足できる契約者が増えていくだろうと期待が持てる。