今日は、めぶきフィナンシャルグループについて調べてみた。特に理由はないのだが、先日、久しぶりに大学時代の友人に会ったところ、その人が常陽銀行に務めているとのことだったので、興味がわいて調べてみた。
組織概要から設立の経緯、今後の展望まで、幅広く情報をまとめているので、参考にしてほしい。
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足利ホールディングスと常陽銀行の経営統合で誕生
めぶきフィナンシャルグループは、2008年4月1日に設立した会社で、元々足利ホールディングスという名称の会社だった。
栃木県宇都宮市に本店を置く足利銀行の持株会社の足利ホールディングスが茨城県水戸市に本店を置く常陽銀行と2016年10月1日に経営統合したことによって名称が変更になり、めぶきフィナンシャルグループとなった。
本店は東京都中央区八重洲に構えているが、茨城県にある常陽銀行の本店所在地・水戸本社と栃木県にある足利銀行の本店所在地・宇都宮本社の3本社体制で運営をしている。
2017年3月での従業員数は連結で6,603人となり、純資産は2017年3月で連結8,630億円となっている。
めぶきフィナンシャルグループの事業内容としては、銀行や銀行法によってできる子会社の経営管理などを行っている。
「質の高い総合金融サービスの提供を通じ、地域とともに、ゆたかな未来を創り続ける」というグループの経営理念を持ち、質の高い金融サービスを地域の人々に与えることで地域の豊かな未来を創ることをミッションとし、地域経済の拡大や先進的サービスの開発や提供、統合による収益基盤の強化、人材の育成などを取り組みながら成長していくことをグループ全体で目指している。
PERが1倍以下、今後の成長は期待できるのか
次に株情報についても少し記載しておきたい。東証一部に上場されていて、株に興味を持っている人も多いのではないかと思う。
2018年5月24日現在は406円となっている。
その他の情報は下記。
時価総額 477,517百万円
1株配当(会社予想) 11円
PER(会社予想) 10.60倍
PBR(実績) 0.54倍
EPS(実績) 753.83
銀行なので総資産が多いためPBRが低くなっているのかもしれないが、他の地銀でも同じような現象は見られている。あまり心配する必要はなさそう。かといって割安であるとも言えないような気はする。
地銀は各地で再編がされていて、統合して生き残っていく方向が主流になっている。
めぶきフィナンシャルグループも統合によって規模が拡大してやりやすくなった面はたくさんあるし、今後の展開に期待している株主も多いのではないかと思う。
ちなみに、今期の業績に関しては、経常利益2%増加、4期連続最高益更新となっているため、業績は順調。順調にいけば、成長は期待できそうである。
常陽銀行も北海道銀行と連携協定を結んで、協力していくというニュースが出ていたが、これから各地の地銀と協力してビジネスを拡大できると株価に良い影響も出来きそう。
地元に愛される経営
めぶきフィナンシャルグループの商品やサービスについての口コミは見つけらなかったが、めぶきフィナンシャルグループにはグループ会社が多数存在しており、そちらの口コミや評判はあったので紹介しておきたい。
まずは、足利銀行の住宅ローンついての口コミ。
団信の保障内容が豊富なのが良かった。
地元に密着した、都市銀行に無い地方でのサービスと、地域性を理解した融資条件の柔軟性
公務員に優遇の金利プランがあった。
次に、常陽銀行のカードローンについての口コミ。
口座を持っていなくても、借りられるのはいいですね。
10万の枠で申し込んで、3日後にカードが届いたのですが
とりあえず、携帯代の2万円だけは払っておきました!
主婦でパートの私でも審査が通るとは思っていなかったので嬉しいです。
今回、事業運用において新規投資のため、運転担保として借りてみました。
金利が低いことはなかったですが、日頃の取引があることもあり、借りる手続きや返済手続きなどの手間がかからないので良かったです。
銀行と言うことで、借りる安心感は高いと思います。
今回借りる事が出来たおかげで、当初の予定であった事業投資も順調に進んで、想定より早く事業として成り立つことができそうです。
返済は、早期に終わらせましたが、また貸していただこうと思っています。
職場に訪問していたのをきっかけにカードローンを作りました。対応もまずまずでしたし、融資までもスムーズでした。茨城で大きな銀行なので、常陽銀行を利用しました。地元にいるなら、この銀行が便利です。丁寧な対応ですし、気に入っています。取引実績があれば、大きな問題はなくスムーズに融資は受けられると思います。
銀行業を行っているグループ会社の足利銀行や常陽銀行は、定期預金や資産運用、ローンなどのサービスを提供している。
グループの経営理念にあるように地域に根付いた業務を行っていることもあり、良い口コミが多く見られ評判が高いことがわかるので安心して利用できると言って良いと思う。
地元でも、常陽銀行に就職と言えば安泰だというぐらいの認識があるはずなので、地域に根付いていて地元ではおなじみの銀行という感じかな。
福利厚生や女性の働き方に注力
公式ホームページを確認してみると、当然、めぶきフィナンシャルグループ自体では採用を行っていないが、グループ会社の常陽銀行と足利銀行、それぞれで新卒採用やキャリア採用を行っている。
まずは、足利銀行の口コミを見ていきたい。
福利厚生は良いので、女性のライフプランに沿って長く働ける環境です。残業も少ないです。基本的に年功序列なので、在籍すればするほど給与は上がっていきます。
一般行員の場合ほとんど定時で上がれるため、アフターファイブで英会話やジム、ゴルフに通っている方もいた。土日休み、17時終わりで比較的プライベートの予定が立てられやすい。働き方改革の影響で19時以降の残業が原則禁止になった。
銀行なので、必ず数値目標が各々科せられます。フロント業務を行う者はもちろん、内部事務を行っている場合でも、確実にあります。時には、家族や親戚、友人等の助けが必要になる時もあるかと思います。
投資信託のノルマがきつく、クリア出来ないと肩身が狭い。銀行都合で、いつまでに、どこで、いくらといった管理を行い、目標達成を第一においている。優しいお客様さまはこちらの思うつぼであるが、本当にお客さまにリスク商品を売って良いのかの葛藤は良心のある行員には芽生えているはずである。
次に常陽銀行の口コミ。
産休や育休は比較的取得しやすいと思う。むしろ、昔と異なり、出産後も続けてほしいという流れになっている。手当等も一般的に良い方だと思う。
年間13日以上有給休暇取得がないと支店の原点になる。クォーター休暇(3ヶ月に1日)やアニバーサリー休暇など色々と制度があり、支店の状況にもよるがかなり有給を取得しやすい制度がある。
普通の一般事務だと思って入ってみたら勧誘や接客がメインじゃないか!と、びっくりする人も多いかと思います。
定時で帰れるが、仕事がたまるのでぴりぴりしていて雰囲気はあまり良くない。休みを取るにも取りやすさは上司次第だと思います。
働き方改革によって働き方を見直す企業が多い中、めぶきフィナンシャルグループのグループ会社である2つの銀行では女性でも働きやすい体制が整っていることがわかる。
しかし、働く場所に関係なくノルマが課せられることもあり、重圧に耐えられなくなり退職を決意する社員がいる実情もあるようである。
めぶきフィナンシャルグループの分析結果
今回、めぶきフィナンシャルグループに関する口コミや評判は見つけられなかったが、グループ会社の足利銀行や常陽銀行に関する口コミや評判は多く確認できた。
厳しいノルマが課せられることも考えられるが、男性や女性に関係なく有給を取得できる環境や様々な休暇申請ができるとあり、働きやすい企業であることがわかる。
ただし、支店によっては休暇申請を出しにくい環境であることが口コミにより見受けられたので、どの支店でも同じように働ける環境になることが理想と言えると思う。
商品やサービスに関する口コミを見ても、地域に根付いた環境で様々な商品を提供しているとあり、地域密着型の信頼できる銀行であることが予想できる。
社名のめぶきは「芽吹き」を意味しており、新しい価値や発想が生み出される様を言葉によって表現している。
経営統合してからまだまだ経験が浅い企業だが、その社名のようにこれからも様々な取り組みが行われることで成長をし続け発展が期待できる企業となるのではないだろうか。