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「令和」の影に隠れてしまった2019年エイプリルフール

毎年4月1日のエイプリルフールになると、様々な企業がTwitterなどのSNSに面白いネタを投稿して話題となっていましたが、今年は元号が改元されるため自粛することになりました。

ただ、ほとんどの企業が自粛する中で平成最後のエイプリルフールを楽しい嘘で話題を集めた企業も見られました。そこで今回は、新元号である「令和」の影に隠れてしまった各企業のエイプリルフールネタをご紹介していきましょう。

 

話題になったエイプリルフールネタ

タカラトミー
子どもに大人気のおもちゃ「プラレール」を販売するタカラトミーは、ユニークなエイプリルフールネタを用意したそうです。

2019年で、タカラトミーのプラレールは60周年を迎えたそうで、新しいレールを発売するとSNSで発表して話題となりました。

そのレールとは、ジンギスカン鍋を使った「ジンギスカンカン踏切」です。踏切をジンギスカンが通ると「マトン、マトン」と音声が流れるレールを販売するというネタを公開したところ、話題となりました。

このほかにも、「ゼロカロリーレール」や「霜降り松坂レール」など、47都道府県をイメージした「ふるさとレール」をSNSで公開し続けました。

そして、最後には全て嘘であることをお詫びし、新元号「令和」にあやかった商品「人生ゲーム+令和版」を発売すると発表しています。

エイプリルフールネタで笑わせるだけでなく商品PRも忘れないのは、さすがと言えるでしょう。

 

ディズニー
2019年4月26日にディズニーが制作した「アベンジャーズ エンドゲーム」のロードショーが控えていました。そこで、ディズニーとアベンジャーズの公式アカウントがコラボしたエイプリルフールネタを公開しています。

アベンジャーズのマーベル社は、2009年にディズニーに買収されているため可能となったコラボでしょう。そのエイプリルフールネタとは、ディズニーを代表するキャラクターであるミッキーがアベンジャーズに加入するといった内容でした。

このエイプリルフールネタには、ディズニーファンもアベンジャーズファンも好意的に受け取られることとなり、SNSでも話題を集めていました。

 

ケンタッキーフライドチキン

チキンが美味しい「ケンタッキーフライドチキン」のエイプリルフールネタは思い切ったネタとなりました。なんと、骨だけケンタッキーという名称でオリジナルチキンの骨を販売するというネタをSNSで公開しました。

鍋やラーメンなどの出汁にどうぞと単品で250円、バーレルで1500円という表記も忘れずに公開した手の込んだネタとなりました。

エイプリルフール専用のサイトも製作しており、ユーザーからは作り込んだネタであることを好意的に受け止められたり、実際に出汁を取ってみたいなどのコメントで溢れていました。

 

エイプリルフールを自粛した企業

例年通りエイプリルフールを行った企業もいれば、新元号発表に混乱を起こさないために自粛していた企業もいます。

4月1日はエイプリルフールですが、2019年4月1日は新元号発表の日でもあります。何が嘘で本当なのか混乱を避けるために、自粛した企業は多かったようです。

 

セガ

自粛した企業の一つがゲーム会社の「セガ」です。

セガの公式Twitterでは、「#エイプリルフールに嘘つきません」というワードに集中線を当てた画像を自由に使ってくださいと公開しています。この素材をエイプリルフールを自粛する企業の公式Twitterで使われ、話題となりました。

東急ハンズや花王などの有名企業が、この素材を使いエイプリルフールを自粛すると発表しています。中には、自社で画像を作ってお休みすることを発表する企業もありました。

 

日産自動車

自動車メーカーの日産自動車は、過去に偽アカウントが出たことと、新元号発表で混乱を起こさないためエイプリルフールを自粛しました。

過去2年は4月1日が週末だったためエイプリルフールを実施していなかったので、3年目のエイプリルフールを密かに楽しみにしていたユーザーは多かったようです。

エイプリルフールは商品PRの場としても使えますが、なりすましなどの被害もあるため、ユーザーが混乱してしまうこともありそうです。

 

2019年は逆エイプリルフールだった?

13年に一度あると言われている「逆エイプリルフール」ですが、2019年がそうだったのではないかと噂されています。

逆エイプリルフールは嘘をついてはいけない日とされていますが、ソース元の情報の真偽は不明だそうです。このソースはガセだったらしく、逆エイプリルフールだと話題となっていましたがすぐに収まりました。

逆エイプリルフールのソース元は、「少女の処刑」というエイプリルフールの起源説です。

1564年、フランスの国王シャルル9世が太陽暦を採用した際に、反発した市民が旧暦の新年を祝い続けたことで、激怒したシャルル9世に市民が処刑されてしまいました。その中には13歳の少女もいたことから、哀悼の意を込めて13年に一度は嘘をつかないという風習ができたと言われています。

ただし、これは根拠がない説であるとされていて、1564年のシャルル9世はまだ14歳で、母親が全権を持っていたとされています。さらに、この逸話は日本語版のWikipediaにしか記載されておらず、外国版には一切の記載がされていないのです。

この逸話が書き込まれた時期は、2006年4月1日となっています。2019年現在から13年前に記載されたことになります。

2006年の4月1日は、色々な人が編集していたため、中にはネタが書き込まれていた可能性もあるでしょう。そのため、ネタの流れで生まれた逸話が13年間、残り続けて2019年に再注目されただけであると考えられます。

こうしたガセネタで盛り上がった逆エイプリルフールですが、これからの4月1日には嘘をつかない企業が増える可能性があります。嘘だと言っても度を越してしまうネタであったりすると炎上してしまう可能性があるため、ネタを自粛する企業は増えていくことでしょう。

 

嘘をつくかどうかは企業のブランディングで決まる

2019年4月1日は、新元号の発表を伴うエイプリルフールとなりました。エイプリルフールに新元号が発表されるため、フェイクニュースによる混乱も懸念されていましたが、無事4月1日に新元号「令和」を発表されています。

新元号の発表により、各企業でエイプリルフールにネタをするのかしないのかは企業の自社アピールやブランディングによって様々でした。

混乱を避けるためにエイプリルフールを自粛する企業もいましたが、自粛しても話題となる企業もありました。例えばセガは、自粛することを自体をネタのように扱うことで、ユーザーを楽しませようという気遣いが感じられます。

エイプリルフールでネタを用意していた企業も新元号発表ということもあり、慎重に企画を考えていた様子が見て取れます。もし、不謹慎な内容だったり、お祝いムードを壊すような内容のネタだったら、大変なことになっていたことでしょう。

エイプリルフールに、嘘をつくかどうかは企業のブランディングによるため、やる企業とやらない企業と分かれていくことでしょう。

自粛する企業が増えると、楽しみが減ってしまうような気分になるので、エイプリルフールは楽しい嘘を企業にはついてほしいと考える人も多いことでしょう。

新元号の話題により、エイプリルフールネタは影へと押しやられてしまいましたが、各企業で楽しい嘘企画を発表したりと例年に劣らないエイプリルフールでした。

次は、令和最初のエイプリルフールです。今年は、注目度が低いものとなりましたが、来年のエイプリルフールは、様々な企業の凝った企画を注目して楽しみに待ちましょう。

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