木村育生氏は現在株式会社クロスチェックの代表取締役を務めていますが、
過去には株式会社小僧寿しの社長を務めていた時期もありました。
その時に、様々な経営改革を行っています。
今回は、木村育生氏が株式会社小僧寿しで行っていた経営改革にはどのようなものだったのか振り返っていきましょう。
木村育生氏が小僧寿しで何を行ったのか気になる人はぜひ目を通してみてください。
以前は行っていなかった寿司の宅配を開始
木村育生氏が社長に就任後、宅配を本格的にスタートさせます。
当時同業である茶月が宅配を行っており、その運営ノウハウを小僧寿しにも取り入れ、
宅配を開始しました。
宅配を行うことによって、これまで店舗に足を運んでこなかったような
シニア層の需要も取り込めるのではないかと木村育生氏は考えました。
2014年中にはおよそ550ある店舗のうち、
2割程度の店舗で宅配ができるようにしたいという考えで事業をスタートさせています。
宅配をする飲食店の数は以前よりだいぶ増えてきました。
高齢者だけが暮らす家も多くなり、共働き世帯も多くなっていることから、
宅配のニーズはかなり高まっています。
ニーズに応えられるような事業をスタートさせ、
多くの方に利用してもらえるような経営を目指していたことが分かります。
立ち食いすし店「鉢巻太助」の数を増やす
立ち食いすし店「鉢巻太助」は、職人が寿司を握る本格的な寿司店です。
当初は売上が想定を上回っていたこともあり、
店舗数を増やしていきたいと木村育生氏は考えていました。
また、店舗の多様化を目指し、
さらに事業の幅を広げていけるような経営改革も行っています。
小僧寿しでも売上を伸ばしていくことは可能ですが、
多様なニーズに応えられるような事業展開をした方が売上は伸ばしやすいです。
駅前などの立地条件が良い場所に「鉢巻太助」を出店することを掲げていました。
気軽に立ち寄れる回転寿司店も人気ですが、
職人が寿司を握る本格的な寿司店のニーズも一定数あることが証明されているのです。
職人が寿司を握る本格的な寿司店というと
ハードルが高い印象を持つ人も少なくありませんが、
立ち食いすし店「鉢巻太助」の場合は駅前など
多くの人が足を運びやすい場所に出店しています。
このことから、本格的な寿司を身近に感じてもらいたい
という思いが込められていると考えられるでしょう。
主力店舗の改装を行う
株式会社小僧寿しでは、店舗の老朽化も問題となっていました。
売上が思うように伸びなかった頃には
なかなか改装をすることができませんでしたが、
木村育生氏の経営改革によって売上は回復の兆しが見えてきました。
そのため、問題となっていた店舗の老朽化問題も
改善することができるようになったのです。
老朽化してしまった店舗の改装を行うことによって、
綺麗な店だという印象を顧客に与えることができます。
飲食店は、提供される料理の質もそうですが、
綺麗な店舗の方が足を運ぶ人が多くなります。
したがって、主力店舗の改装を行うことは小僧寿しの成長を
軌道に乗せるために必要なことだったと考えられるでしょう。
特に、幅広い客層をターゲットにしたいのであれば、
家族連れやカップルなども
足を運びやすい雰囲気の店舗であることが重要になります。
株式会社小僧寿しの社長を務めていたこともある木村育生氏は、
様々な経営改革を行ってきました。
その中で、以前は行っていなかった寿司の宅配を開始する、
立ち食いすし店「鉢巻太助」の数を増やす、
主力店舗の改装を行うといったことは、
小僧寿しにとって良い影響を与えることになりました。
木村育生氏が小僧寿しで行ったことを知れば、
木村育生氏に対する理解も深まっていくことでしょう。