日本大学は「自主創造」という教育理念を持ち、進取の精神で大学教育・研究を進めてきました。
そしてそのバックには日本大学事業部という強力なサポートがあり、日大事業部は今もの凄い売り上げとなっていることから注目を集めつつあります。
果たして日大事業部とはどんな企業なのでしょうか? ここでは日大事業部と日本大学との関係性や事業ができている仕組みなど、日本大学に興味のある人にはぜひとも知るべき情報が集まっています。
Contents
日本大学と日大事業部の関係
日大事業部は株式会社日本大学事業部として存在する会社です。 日大事業部とも呼ばれる日本大学事業部はどのような役割を持って活動し続けているのかが気になる人が多いのではないでしょうか?
役割としては日本大学を支えており、日本大学が輝き続けるには欠かせない会社となっています。
日本大学が100%出資してできた会社であり、様々な場面で日本大学と生徒をつないで、幸せや喜びを感じてもらうために尽力しています。 非常に密接な関係性であり、そして日大事業部では以下のような経営方針を掲げています。
- 事業活動を通じ、学校法人日本大学の教育と研究の拡充・発展に寄与
- 事業活動で得られた収益を、学校法人日本大学へ還元 ・大学のスケールメリットを生かし事務の効率化とサービスの質の向上
- 大学が保有する資産(教育・研究・知財・施設・人材)を有効活用し、新規事業の展開に活かす
- 学生のニーズに応えるサービスを用意し満足のいくカレッジライフを作る
- 学生・教職員及び校友への福利厚生サービスの提供とサービスの質の向上 ・地域社会及び校友とのさらなる連携と調和の構築を行う
- 「自主創造」ができる企業風土の確立 ・大学の社会的責任のある企業として説明責任を果たせる経営を行う
以上のことを重視して事業に取り組んでいます。 経営方針をそれぞれ見ても、日本大学と親密であるのはもちろん、全力を尽くして日本大学を支えていることが伝わってくるはずです。
日本大学に通う生徒はもちろん、親御さんや入学を希望する人、さらには日本大学を知る全ての人に好印象を与える活動を行いながら、日本大学の魅力を高めているのです。
仕組み
日本大学を支える存在である日大事業部ななぜこんなにも様々なサポートができるのか疑問に思う方は多いでしょう。
普通に考えると大学を支えるのはかなりの費用を必要とすることであるため、どこからその資金が舞い込んでいるのか謎に思うはずです。
日大事業部が資金を得て存在し続けられる仕組みとしては以下のようになっています。
学生・教員のための充実した保険サービス
日大事業部では日本大学の学生向けに提供する保険を用意しており、その保険は日大事業部の事業の一つである保険代理店事業によって提供されています。
代理店事業を自社で行うため、コストは大幅に削減。仲介料がなくなり格安で充実した福利厚生サービスが提供できるのです。
この保険は学生に向けたものばかりではなく、教職員向けのものもあります。 どちらも多くの人が利用することで大学の利益は増加していく仕組みができ、資産の構築につながっているのです。 それぞれの保険には以下のものが用意されています。
これらの保険商品を用意しています。
では構築できた資金はどのようなことで日本大学を支えていくのでしょうか? サポートには様々な種類がありました。
満足感のあるキャンパスライフを支援する事業
学生のニーズを十分に満たし、たった一度しかない大学生活において充実感を味わうためのサポートや教育研究の発展を支えていく事業です。
日本大学をダイレクトに支援し、貢献するという経営理念があるからこそ確立した事業ですね。
日本大学事業部は、学生生活支援事業の一つとして、日本大学の学生向けに、振り袖貸衣装・卒業式用のレンタル袴のサービスを提供しています。レンタル袴・振り袖貸衣装サービスで実績を誇る株式会社マイム、晴れ着の丸昌と提携し、価格は日大生限定の割引価格となっています。袴を着るのに必要なものが全て揃うフルパックレンタルなど、成人式や卒業式の晴れの日などにピッタリのサービスです。
その他事業
日大事業部には他にも様々な事業を行い、社会に貢献し、さらなる好循環をもたらし仕組みとなっています。
- 人材サービス事業求職者に有料職業紹介を行う
- 不動産関連事業学生寮や駐車場を管理
- イベントプロデュース事業講演会やオープンカレッジなどの受託
日大事業部は成功なのか?
ここまで日大事業部の活動を見てきて、果たして成功を収めているのかが気になることでしょう。
結論から言いますと日大事業部は大成功と言わんばかりの成功を収めています。 その理由となるのが69億円もの売り上げがあるからです。
この驚くべき売り上げは年々増加傾向にあり、2012年から急激に売上高を増やしています。 ピーク時には14倍もの急増をもたらし、赤字となる年が多々ある早稲田や慶応といった子会社との違いを見せているのです。
設立当時の2010年から見ていくと事業の数も年々増えており、今では70項目にまで拡大を見せており、たくさんの分野に関わりを持っています。
株式会社日本大学事業部がどのくらいの利益を得ていて、どこに還元しているか気になる人もいるでしょう。
利益は前述したように69億円となっていますが、その中の4億円は大学への寄付となっていて、純利益は5,400万円となっています。
このことから、株式会社日本大学事業部が行っている事業や得ている利益の多くは、日本大学の学生に還元されていると考えられます。
これからも事業の拡大と共により多くの売り上げ実績を積んでいくことでしょう。
役員を分析
急成長をもたらした日大事業部ですがもう一つ気になる点として役員が誰なのかと思う人は多いのではないでしょうか?ここでは役員のうちの二人を紹介します。
出村克宣氏は日大工学部部長を務めていた経歴を持ち、彼自身も日本大学大学院工学研究科建築学専攻だった人物です。 日本大学に長く関りを持ち代表として日本大学の今とこれからを支えています。
田中英壽氏に関しては2008年から日本大学の理事長を務めており、学外においては財団法人日本オリンピック委員会の副会長を務めていることでも知られています。
そして国際相撲連盟会長や財団法人日本相撲連盟副会長も務めており非常に多くの場で活躍を見せる人物となっているのです。 こんな素晴らしい経歴を持つ2人が役員をしているからこそ、これまで日大事業部は大きく成長してきたのでしょう。
これからも役員として大事な務めを果たしながら、日本大学がさらに大きく成長するための鍵となっていくことが予想されています。
今後の展望
日本大学を支える株式会社日本大学事業部は設立から10周年を迎え、さらなる飛躍を目指しています。
日本大学を日本一の大学に思ってもらえるような様々な支援事業の配備により、満足できるキャンパスライフを過ごしている学生は多くいます。
“夢の共有”を実現し日本大学の生徒と共に作り上げる理想の学校はどんどん魅力的になりつつあります。 そしてなおかつ売上高も好調となれば、素晴らしい環境がつくれないはずはありません。
そうした好循環は今後も続いていき、10周年以降の日大事業部はさらに多くの取り組みを行って生徒や家族、そしてどんな方にも注目される学校へとなるでしょう。 ぜひ今後の動きを注目してみてください。