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フェイクニュースの見分け方は「年齢」で決まる?

ネット上には本当の情報もあれば偽の情報いわゆるフェイクニュースも存在します。

フェイクニュースは悪意がある無しに関わらず日々アップされており、人から人へとネット上で拡散していき情報源を探すことは困難です。

ネット上へのフェイクニュース公開が止められない以上、情報を受け取る側が拡散しないことが重要と言えます。
しかし、巧妙に作られたフェイクニュースを見破る自信がないという人も少なくないのではないでしょうか。

今回は、フェイクニュースの見分け方について、世代ごとの傾向性を調べてみました。

フェイクニュースは年齢により意識が違う

あるスマホ向けのインターネットリサーチサービスにて、フェイクニュースに関する意識調査が行われました。
調査対象は18~69歳の男女です。

 

・10代~20代はフェイクニュースにより接触している

フェイクニュースという言葉そのものの認知度は全世代で高く、10代~20代の67.2%、60代では72.3%の人「知っている」と回答し、「知らない」と回答したのは全体でたったの14.1%でした。

言葉の意味を知っている人が多い中、実際にフェイクニュースを「見たことがある」人は39.2%で、年代別に見ると最もパーセンテージが高かったのが10代~20代の45.7%でした。
つまり、10代~20代が一番フェイクニュース接触していることが分かります。

 

・フェイクニュースに騙された人は30代女性に多い

ウソの情報と気付かずフェイクニュースを信じてしまったことがあるかという質問項目について、32.6%が「騙されたことがある」と答えました。
性別・年代別で見ると、「騙されたことがある」のは30代女性の割合が最も高く46.2%で、反対に「騙されたことがない」のは50代男性で83.3%です。

ちなみに、フェイクニュースに騙された人について拡散したかを聞いたことろ、ネット上で拡散した人が12.6%、友人などリアルの関係で拡散した人が21.7%、拡散していない人が65.7%となっています。
ただし、フェイクニュースの難しさは、本人が騙されたと認識できないほど巧妙な可能性があることを忘れてはいけないでしょう。
50代男性の回答で「騙されたことがない」というのは、あくまで本人の個人的な認識です。

国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの研究調査では、実際に拡散したフェイク・ニュース9つを使ってアンケートを取っています。
その結果、フェイク・ニュースをウソだと気付かなかった人は、60代で84.4%、50代で80.1%にも上っています。

 

・見破る自信がない女性と自信がある男性

フェイクニュースに関する意識調査では、今後ウソを見破る自信があるかも聞いています。
見破る自信がないと回答した人は「やや自信がない」人を含めると約6割でした。
性別年代別でみると、見破る自信がないと回答した割合が多いのは30代女性(81.2%)です。

反対に、見破る自信があると回答した割合が多かったのは60代男性(49.4%)そして40代男性(43.7%)、50代男性(41.1%)でした。
高齢男性の多くがフェイク・ニュースを見破る自信があると答えていることが興味深い結果です。
60代のスマートフォン保有率が5割を超え、70代の3割以上がスマートフォンを利用する中、ネットを利用した詐欺に遭う人も増えています。

悪意ある詐欺行為に気づかず、ネット被害に遭う高齢者の事例が後を絶ちません。
自分は騙されないという根拠のない自信が、高齢者がネット上の情報に気づかないうちに騙される理由の1つともなり得る調査結果と言えるでしょう。

新型コロナウィルスを巡るフェイクニュース

世界中で広がる新型コロナウィルスの感染について、様々なフェイクニュースが飛び交ったことも記憶に新しいです。
実際にあった新型コロナウィルスを巡るフェイクニュースを振り返ってみましょう。

・4月1日に都市封鎖(ロックダウン)する
・安倍首相が緊急会見する連絡が民放各社に入った
・トイレットペーパーは中国がマスクと同じ材料で作っているから不足する
・感染者が○○を訪れた
・マスクは意味がない
・コロナウィルスは熱に弱い
・○○が感染した
・感染対策に緑茶が効果あり

総務省の調査では、新型コロナウィルスに関するフェイクニュースを見聞きしたことがある人は約72%でした。
年代別では、20~30代のフェイクニュースへの接触度が高めで約79%つまり8割近くの人がウソの情報を見聞きしています。

対して50~60代は比較的フェイクニュースへの接触度が低かったことが分かっています。
情報の収集先として10代~20代が利用している媒体は「LINE NEWS」「Twitter」で、60代は「NHK」「民間放送」「新聞」の割合が高いです。

情報を知りたいと思った時に日常的に利用する媒体の違いが、年代ごとのフェイクニュースに対する認識の違いにも影響を与えていると言えるでしょう。

電話

なぜフェイクニュースを信じてしまうのか

フェイクニュースに気付かずに信じてしまうのはなぜなのか、年代別の傾向性を確認してみましょう。

 

・根底に不安がある

そもそも人が情報を求めるのは不安が根底にあるからです。
新型コロナウィルスという未知のウィルスが広まり、情報が日々変わる状況で、多くの人は情報を求めました。
どうすれば予防できるか情報を集めて、不足する物資についての情報を集めて身を守りたいと思うのは人間の心理でしょう。

根底に不安があるからこそ、藁にも縋る思いで情報を集めフェイクニュースを信じてしまう構図です。
年齢的に30代・40代の女性は家庭生活を守らなければならない日常感覚が敏感であり、コロナ関連のフェイクニュースに惑わされやすかったと言えるでしょう。

 

・重要な情報だと思う

新型コロナウィルスは命に関わる情報で多くの人は重要度の高い情報だと感じています。
不安というベースに重要度が加わったため、情報の拡散スピードが加速しました。
人は緊急性の高い重要な情報ほど信じやすい傾向があります。

不安で情報を集める人、自分が重要だと思った情報を善意で拡散する人がいてフェイクニュースは爆発的に広がっていきます。
特に親しい人やネット上で交流がある人が発信している情報は、重要な内容ほど信じやすいでしょう。
そのため、日常的な情報ツールとしてSNSなどを利用している率の低い高齢男性はフェイクニュースに騙されにくかったと考えられます。

ただし、地上波などマスメディアの情報に最も影響を受けるのが高齢者層であり、マスコミが発信するニュースがフェイクだった場合は真っ先に騙される層と言えます。

 

・一見本物に見える

フェイクニュースに騙される理由は、一見本物らしく見える情報だからでもあります。
実際に、BBCの偽アカウントが俳優のダニエル・ラドクリフがコロナ感染したというフェイクニュースを発信した事例では、大手メディアが本物だと思い拡散してしまっています。

また、サッカー選手のパウロ・ディバラが感染したというフェイクニュースも、同じチームのDFダニエレ・ルガーニが既に感染していたことから本物のニュースだと勘違いされました。

ブロガー

利用媒体によるフェイクニュースへの認識差

国際大学付属研究所のグローバル・コミュニケーション・センターが行った調査によると、日常的に利用している媒体によってもフェイクニュースに気付くかどうかに差があることが分かっています。
メルマガやメッセージアプリを利用する人に比べ、TwitterなどのSNSをよく利用する人のほうがフェイクニュースを見抜き拡散しない傾向があります。

つまり、他の人のコメントがあるほうが、情報の真偽を見極めやすいと言えるでしょう。
年齢別のフェイクニュースに対する意識差は、利用媒体の差という側面もあります。

フェイクニュースの拡散力は凄まじく、人から人へとウソの情報が広まっていきます。
年齢によってネットリテラシーを普段から意識していてSNSなどを活用する若年層、ウソは見破れると根拠の薄い自信を持っている高齢男性、メルマガ世代で家庭を守るための情報が欲しい30代以降の女性など、ネットを利用する人の属性は様々です。

どの世代にとってもフェイクニュースは信じたくなる、拡散したくなる要素を持っています。
年齢によってフェイクニュースを信じる、拡散する世代が決まるわけではなく、情報との付き合い方に必要となる注意点が違うだけで、だれでも巧妙なフェイスニュースに巻き込まれる可能性があります。

フェイクニュースに惑わされ拡散する側に回らないためにも、ネット情報との向き合い方は常に肝に銘じておきましょう。

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