「人を幸せにする嘘」の条件を考えてみた
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皆さんは、良い嘘と悪い嘘の違いについて考えたことはありますか?嘘は、私たちの日常の中で溢れているコミュニケーションの1つではありますが、嘘をつくことによって誰かを傷つけてしまうこともあります。しかし、嘘の中には「人を幸せにする嘘」もあるのです。「人を幸せにする嘘」をつくことによって、相手を傷つけずに済むことも少なくありません。今回は、「人を幸せにする嘘」とはどのような嘘なのかを見ていきましょう。

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「人を幸せにする嘘」はどんな嘘のことを指すのか

日本では、嘘も方便と言われているように全て真実を話せばいいという考えではなく、時には嘘をつくことも必要だと考えられています。もちろんその内容にもよりますが、相手が傷ついてしまうような本音をぶつけるのではなく、あえて嘘をついてしまうというケースもあるでしょう。状況によってはきちんと本音を話すことが相手のためになることもありますが、多くの人は相手が傷ついてしまうような場面では嘘をつきます。これは、「事実を知らせて傷つけてしまうのであれば嘘をつくことも構わない」という考えが心のどこかにあるからです。

しかし、浮気を隠したいがためにつく嘘は相手への思いやりではなく、自分自身を守るための嘘なので、「人を幸せにする嘘」ではありません。「人を幸せにする嘘」というのは、人間関係の大きな傷跡を残してしまうような嘘ではなく、罪悪感を感じることがないレベルの嘘だということになるでしょう。罪悪感を感じることがないレベルの嘘は、人によって個人差がありますが、ヘアスタイルを変えた友人に「似合ってるよ」と言いながら、以前のヘアスタイルの方が似合っていたと内心思うといったものになると考えられます。本心を伝えてしまうことで、相手の心に大きな傷を残してしまう可能性があります。そのため、全て真実を話せばいいというわけではなく、相手を傷つけないなどの目的がある時には嘘をつくことも必要になるのです。

「人を幸せにする嘘」をつくことが必ずしも幸せにつながらない可能性も…

「人を幸せにする嘘」は、相手を傷つけないための嘘だと言えます。しかし、嘘だと知った時、相手はどのような気持ちになるのかを考えてみると、それは一時的な幸せだったということが分かります。いくら「人を幸せにする嘘」だったとしても、自分自身が信頼している相手から嘘をつかれていたことが分かった時、どのような気持ちになりますか?自分のことを思ってついた嘘なら許せるという人もいると思いますが、そうではない人ももちろんいます。

嘘をつくということは、いつかばれてしまう可能性も秘めています。もしもばれてしまった時にどのような気持ちに相手がなるのかを考えた上で嘘をつかなければいけないということです。嘘をつくことによって、見たくはない現実を回避することもできるでしょう。しかし、それは一時的なものでしかないということを頭に入れておかなければいけません。事実を知ることなく、偽りの幸せでも良いから手にしていたいという人であれば「人を幸せにする嘘」を信じ続け、見たくない現実から目を逸らせます。ただ、それでは本当の信頼関係を築けないのではないかとも考えられます。

そのようなことを踏まえて考えると、「人を幸せにする嘘」というものは、偽りの幸せでも良いから手にしていたいという人にとっては大きなメリットになりますが、そうではない人にとってはそこまで大きなメリットを感じられない嘘だと言えるでしょう。つまり、「人を幸せにする嘘」の条件は、見たくない事実を隠し、束の間の幸せだけでも得たいと考えている人にとって有益なものであるということになります。

大切な人のためについた「人を幸せにする嘘」にはどのようなものが?

「人を幸せにする嘘」は、偽りの幸せでも良いから手にしていたいという人にとっては大きなメリットになると前述しました。しかし、偽りの幸せでも良いから手にしていたいという思いだけではなく、本当に相手のことを大切だと思うからつく「人を幸せにする嘘」もあります。では、大切な人のためについた「人を幸せにする嘘」にはどのようなものがあるのでしょうか?

・友人のためについた「人を幸せにする嘘」
友人のためにつく嘘は、自分自身のメリットになるわけではありませんが、友人が傷つくことを回避するためにつくものです。内容によっては知らない方が良かったと思われてしまうことも少なくないので、そう思われてしまうくらいなら優しい嘘をつくのも手段の1つということになります。友人のためについた嘘の中には、自分がやったことを相手の手柄にしたり、パートナーの浮気を見抜いたけど知らないフリをしたりというものが考えられるでしょう。このような嘘は、友人の幸せを思うからこその嘘だと言えます。

・空気を読んでついた「人を幸せにする嘘」
誰かに相談をしたり、愚痴を話したりするときには、頷いて共感してくれるだけでも心が晴れるということもあります。相談を受けたり、愚痴を聞いたりしている方にとっては正直どうでもいいことかもしれませんし、共感ができないということもあるかもしれません。しかしそんな時に、嘘でも良いから共感してあげることが「人を幸せにする嘘」になります。相手に合わせることで相手を傷つけずに済むため、空気を読んで嘘をつくこともあるのです。

・お世辞を言うためについた「人を幸せにする嘘」
私たちは普段の会話の中でも、お世辞を言うことがあります。お世辞は、本心ではありません。つまり、相手を傷つけないためのお世辞は「人を幸せにする嘘」の1つだと言えるでしょう。お世辞を言うためについた「人を幸せにする嘘」には、イメージチェンジしたヘアスタイルがそこまで似合っていなくても似合っていると言ったり、ファッションコーディネートが変だと思っても素敵だと言ったりといったものが考えられます。ただしお世辞を言うためについた「人を幸せにする嘘」は、相手の勘違いを生んでしまう可能性が大きい嘘でもあるので、勘違いがあまり加速しすぎないようにほどほどにしておくことをおすすめします。

・家族のことを思ってついた「人を幸せにする嘘」
家族だからと言って、全てをオープンにしているとは限りません。中には、家族のことを思ってついた「人を幸せにする嘘」もあります。家族のことを思ってついた「人を幸せにする嘘」には、親孝行預金を結婚資金だと伝えるといったものなどが考えられるでしょう。将来親へのサプライズをしたいと考えてつく嘘なので、これはまさに「人を幸せにする嘘」だと言えます。このような嘘であれば、相手を傷つけることもなく、幸せな気分を味わえるのでたとえ嘘をつかれていたとしても許せるのではないでしょうか?

日本では、嘘をつくことが必ずしも悪いとは考えられていません。嘘も方便と言われるように、時には嘘をつかなければいけない状況に陥ることもあるでしょう。「人を幸せにする嘘」であれば特に、嘘をついても良いと考える人も少なくありません。つまり、相手に配慮した嘘であれば、時と場合によってはついても良いということになるのです。そのようなことを踏まえて考えると、嘘は必ずしも悪いことではないと言えます。今回の記事を読まれた方の中にも、「人を幸せにする嘘」をついたことがあるという人もいるのではないでしょうか?

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