オウケイウェイヴの元社長は反社?仮想通貨で告発/提訴の真相とは?
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OKWAVE(オウケイウェイヴ)」は、日本国内でも最大級のQ&Aサイトです。

実際に利用したことがある人や、名前だけでも聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

 

OKWAVEの運営や関連する企業サービスの提供を行っている株式会社オウケイウェイヴの元社長である松田元氏反社との繋がりが疑われるような噂が流れ、大きな話題となりました。

 

この記事では、株式会社オウケイウェイヴの会社概要やこれまでの事業展開、元社長である松田氏のインサイダー取引騒動や詐欺疑惑などについて徹底調査しました。

 

松田氏や株式会社オウケイウェイヴについて気になる方は、ぜひ目を通してみてください。

Contents

元社長である松田氏に反社との繋がりを示唆する噂が!?

反社との繋がり?

まずは、元社長である松田氏にかけられている疑惑についてです。

松田氏はオウケイウェイヴでCBCO(チーフ・ブロックチェーン・オフィサー)として、ブロックチェーンを活用した事業拡大に大きく関与してきました。

しかし、20204月にインサイダー取引を行ったのではないかとの疑惑がかかり、社長を辞任しています。

松田氏主導により仮想通貨事業に踏み出したオウケイウェイヴでしたが、松田氏には複数の詐欺の疑いがかけられていると話題です。

まず投資詐欺疑惑としては、松田氏が2014年にエスビーアイ株式会社と共同で開催した投資家向けセミナーが取り上げられています。

松田氏はエスビーアイ株式会社の社債を購入するとして多くの投資家から10億円にも及ぶ資金集めを行いましたが、その投資に失敗してしまったのではないかと言われています。

実際に、セミナーでは高配当を宣伝していたにも関わらずその後のレポートは一切なく、複数の元本返金要請も無視し続けたことで投資家たちと民事訴訟のトラブルに発展していました。

エスビーアイ株式会社の代表取締役は松田氏の元側近でもある矢野健太郎氏ですが、2017年には松田氏に対し、19,000万円の債権があるとして東京地裁に賃金返還等請求訴訟を提起しました。

矢野氏は信頼する松田氏から会社の債権の返済責任を一人で負わされたとして、不満が募ったと想定されます。

また、矢野氏同様に松田氏の弟分的存在であったKAZMAX(吉澤和真氏)も松田氏の投資塾の生徒でしたが、関係が悪化したことから「松田氏に騙されて多額のお金を搾取された」などと語っていますが、真偽については定かではありません。

松田氏が反社とのつながりの疑惑を持たれたのは、仮想通貨事業がきっかけです。

松田氏主導でオウケイウェイヴはWowooが運営するWowbitという仮想通貨の技術支援を行いました。

Wowbitは20185月に海外の取引場に上場されますが、価格は急落してしまいます。

本来、仮想通貨の価格暴落があっても投資家の失敗や自己責任という結論で済ませられますが、Wowbitに関してはオウケイウェイヴが虚偽のIRを投資家へ提供したとして問題になりました。

マレーシアにあるオウケイウェイヴの子会社である「OKfinc」がWowoo19%の出資を宣言していたにも関わらず、実際には出資されていなかったと判明したからです。

そこでWowbitに7,000万円を投資した結果損失を受けた投資家がオウケイウェイヴに対し損失補填を要請したところ、応答がありませんでした。

投資家が金融庁に訴える旨の連絡をすると、元組員を名乗る人物に脅されたと言います。

元組員を名乗る人物は松田氏やオウケイウェイヴに反社会的勢力とのつながりを示唆するような言葉をかけたということです。

ただし、この件に関しても実際に本当に反社とのつながりがあるのか明確な証拠は確認できていないため、あくまでも噂の範疇を出ません。

最大級のQ&Aサイト、オウケイウェイヴとは?

オウケイウェイヴとは? 

株式会社オウケイウェイヴがどんな会社なのかよく知らないという方もいるでしょう。

まずは株式会社オウケイウェイヴの会社概要や受賞履歴などについてご紹介します。

会社概要

株式会社オウケイウェイヴ(英文表記では「OKWAVE,Inc」)は、平成11年7月に設立されました。

 

本社の所在地は東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス7階で、資本金は2020331日時点で1,313百万円です。

 

従業員数は2019630日時点で142人おり、株主は松田元氏及び兼元謙任(かねもとときとう)氏他となっています。

 

オウケイウェイヴの取締役会長には株主でもある兼元謙任氏が就任しています。

 

20187月に社長に抜擢された松田元氏20204月にインサイダー騒動で辞任した後は、福田道夫氏が代表取締役社長に就任しています。

また、取締役副社長には佐藤哲也氏、取締役には野崎正徳氏がそれぞれ名を連ねています。

 

グループ会社にはOKWAVEUSA,Corporationや株式会社ブリックス、株式会社OKEIOS、株式会社OKGAIA、OKfinc LTDなどがあり、関連事業を展開しています。

事業内容

株式会社オウケイウェイヴの主な事業内容は、日本初かつ最大級のQ&Aサイトである「OKWAVE」の運営と、それに関連する企業サービスの提供です。

 

具体的にはOKWAVEなどQ&A形式の情報交換コニュニティサイトの運営FAQヘルプデスクソリューションの提供FAQの作成や支援におけるコンサルティングなどです。

 

グループ会社には株式会社ブリックス株式会社OKEIOS株式会社OKGAIAなどがあります。

 

株式会社オウケイウェイヴは、これまで数々の受賞実績があることでも有名です。

 

201110月には多言語Q&Aプラットフォーム「OKWAVE.com」がグッドデザイン賞を受賞し、20131月にはGrate Place to Work(R) Institute Japanが発表する2013年「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニーにも選出されています。

 

201912月には「Work Story Award 2019」で『OKWAVE GRATICA』の取り組みがゲスト審査員特別賞を受賞するなど、株式会社オウケイウェイヴは多くの人から注目を集めている企業です。

株式会社オウケイウェイヴの最新情報

・カスタマーサポートツール『OKWAVE IBiSE v5.0』の提供を開始

社内ポータルサイトやサポート用途のFAQサイトなどを簡単に構築できる新機能等を搭載したカスタマーサポートツールの最新版『OKWAVE IBiSE v5.0』の提供を2021年5月より開始しました。

社内外向けの情報コンテンツやFAQの更新を簡単に行える「記事管理」の機能と、お問い合わせ対応業務を支援する「チケット管理」の機能を備えたクラウド型カスタマーサポートツールです。業務の効率化ならびに生産性の向上に寄与しています。

様々な事業を展開!仮想通貨事業にも手を広げていた!

様々な事業を展開!

株式会社オウケイウェイヴの主要事業はQ&Aサイト「OKWAVE」の管理・運営ですが、それ以外にも関連会社を含め、様々な分野へ事業を拡大し続けているのも特徴です。

 

20166月には医療情報サービス子会社である株式会社OKEIOS(オケイオス)を設立しました。

 

オケイオスでは、ブロックチェーンの特性を生かして低コストかつ安全に医療データ管理が可能なプラットフォームの開発を行っています。

 

20173月には不動産関連専門家サービス子会社の株式会社OKGAIA(オケガアイア)を設立しました。

 

オケガアイアは不動産に特化した相談サービスで、匿名かつ無料で不動産の専門家に個別相談ができます。

宅地建物取引士や建築士、行政書士、フィナンシャルプランナーなどの各専門家に対し、オンライン上で気軽に相談できるのが特徴です。

 

また、20185月にはブロックチェーン開発を専門とするOK BLOCKCHAIN CENTRE SDN.BHD.OKfincs LTD子会社として設立し、続けて7月には株式や日系225、商品先物取引を取り扱うOKプレミア証券株式会社を子会社化しました。

 

20194月には仮想通貨交換業者である株式会社LastRootsを子会社化し、仮想通貨事業へ本格的に取り組みを開始しています。

 

もともとオウケイウェイヴのサイト内には「感謝経済」というシステムがあり、Q&Aサービスを利用するユーザーが感謝の気持ちを表すために相互で贈れる「OK-チップ」という仕組みがありました。

OK-チップを貯めると企業から特典を受け取れるというサービスでしたが、あくまでサイト内で利用できるポイントとしての役割のみでした。

 

そこで、OK-チップを仮想通貨「c0ban」と連携させることで、さらなる可能性を広げていくというものです。

「c0ban」はLastRootsが発行している仮想通貨であり、もともとはSBIの傘下で仮想通貨交換業の登録業者を目指していましたが、元社長松田氏の働きかけにより、オウケイウェイヴの元で事業を進めることになったという流れです。

 

オウケイウェイヴの事業拡大に松田氏は大きく関わってきたことが顕著に見て取れるでしょう。

 

 

このように様々な事業を展開している一方で、主幹事業であるQ&Aサイトも進化を続けています。

2020年11月には、新しい広告商品『Q&Aマッチング サポートリンク』の販売を開始しました。

こちらは「生活者向けの製品サービスを提供する企業の課題のひとつである公式サポートサイトへの誘導を実現する広告商品」とのことで、製品サービスと関連性の高いQ&Aページをマッチングして、企業の公式サポートサイトへのリンクを掲載できる仕組みです。

これにより、製品の利用者の自己解決を促進でき、サポートコストの削減とCS(顧客満足度)向上が期待できるといいます。

 

さらにオウケイウェイヴは、企業のサポート部門を対象とした情報サイト「サポツウ!」を「OKBIZ.ブログ」へとリニューアルし、より使いやすく多くの人に役立つサイトにしました。

対象をサポート部門のほか、総務部門や情報システム部門などにも拡大し、問い合わせ対応業務の効率化や組織活性化に関する役立ち情報も提供するサイトとして生まれ変わらせました。

昨今のテレワーク化をはじめとする働き方の変化にも対応しているといいます。

立ち直れるか?オウケイウェイヴのこれから

げんこつ

元社長である松田氏に様々な疑惑をかけられてしまったオウケイウェイヴですが、今後はどのようになっていくのでしょうか?

 

Wowooに対する出資に関しては、オウケイウェイヴ側からはあくまで出資予定であり、実際には出資ができなかったと謝罪及び説明が発表されています。

 

出資ができなかった理由もはっきりと記載されているため、虚偽のIRを流布したとは断言できないのが事実です。

 

オウケイウェイヴの現在抱える問題は、このような詐欺疑惑で投資家たちからの信用が下がってしまったという点にあります。

 

しかし、インサイダー取引疑惑がかけられた松田氏は社長を辞任しており、今後は失った信頼を回復していくために誠実に行動していくことがオウケイウェイヴには求められていると言えるでしょう。

 

このような疑惑がかけられるのも、オウケイウェイヴが影響力の強い企業だからです。

 

今後、立ち直れるかどうかは他企業や投資家の信頼を取り戻せるかにかかっていると言えるでしょう。

オウケイウェイヴのまとめ

オウケイウェイヴのまとめ

株式会社オウケイウェイヴは、国内最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営している上場企業です。

 

元社長である松田氏の加入によりOKWAVEの運営だけでなく、ブロックチェーンや仮想通貨事業など様々な事業展開を行ってきました。

 

松田氏は複数の疑いをかけられて反社とのつながりまで噂が広がりましたが、あくまで噂に過ぎません。

 

松田氏が社長を辞任した今、オウケイウェイヴは疑惑をはねのけさらなる発展を続けていくと考えらえます。

株式会社オウケイウェイヴから、今後も目が離せません。

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